外交激変(読み始め)
憲法ができて60年。改憲をめぐって重大な局面が続いている。この改憲の山の起点は、いうまでもなく90年代の「普通の国」という議論からはじまる。朝日の『論座』が、「90年代の証言」というのを刊行していていて、このシリーズは興味深く読んでいる。1冊目の小沢
のインタビューも、それほど目新しいものがあったわけではないが、それでも、彼の改憲論の特徴をよくつかめる一冊だった。
今回、柳井俊二元外務事務次官のインタビューが刊行されたが、これが興味深い。小沢のそれを含め、改憲論を(正確には自衛隊の海外派兵)を外務官僚がリードしたさまがよくわかる。国連の名での武力行使や、後方支援なら派兵は可能という論理を生み出したのが外務官僚なのだ。もちろん、この外務官僚の裏には、アメリカとの強い関係がある。
まだ、最初の2章ぐらい。読み終えたら再び感想を書くつもり。
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