LIMIT OF LOVE 海猿
昨日は、仕事で帰宅は、日が帰ってから。さすがに、この時間に帰ると、寝る時間も遅くなる。したがって、今日は、もう重い体を引きずって、出勤。穴埋め用の原稿と格闘する一日…。
夜、家に帰って、映画「LIMIT OF LOVE 海猿」を見る。感動する映画だったけど…。純粋に、人の役に立つような生き方をしたいというのは、だれでも思うことだろう。それだけに、物語は美しく描かれている。当然、見ていて、それには共感する。そうした生き方を、支え合うような仲間ってのも美しい。
でも、この美しさってなんなんだろうか。実は、この映画って、現実からきわめて切断される形で作られている。言ってみればあり得ない話。だいたい、事故っていうのも、もっと生々しい原因がある。その原因抜きの事故が設定される。何よりも、海上保安庁という存在自身が、実は生々しい組織であったりする。海難救助や交通安全だけではなく、治安維持や領海警備も任務としている、ある意味で準軍事組織であったりする。
感動は、はたして現実と離れて存在するのだろうか。人の役に立つ生き方をするのには、現実に向き合わなければならない。
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