「慰安婦」をめぐる河野議長と民主党有志と
慰安婦問題があいからずにぎわしているなか、河野談話の河野議長が、口をひらいた。
従軍慰安婦問題:「うそと騒ぐのは誠実ではない」河野議長(毎日新聞) いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、河野洋平衆院議長が元慰安婦への支援活動を行ってきたアジア女性基金(理事長・村山富市元首相)のインタビューに「従軍慰安婦というもの自体がなかったといわんばかりの議論をするのは変だ。全部うそだと議論して騒ぐのは、知的に誠実ではない」と語っていることが29日、分かった。河野氏は93年、旧日本軍の関与を認めて謝罪する官房長官談話を出しており、最近の談話見直しの動きを批判したものだ。…
河野氏は、「自民党などから談話を見直すべきだとの意見が出ていることについては『そういう気持ちはまったくない。(同問題を)恥ずかしいことだと受け止めて、今後はしないと誓うことの方がよほど勇気のある、正しい行動ではないか』と反論している」という。
一方で、民主党には、「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」というのがある。昨日の産経新聞によると、この議連で、石原信雄元官房副長官をよび、「政府や軍が強制的に慰安婦を徴収したことを裏付ける文書、電報はなかった」というおきまりの「強制制」についての言葉の遊びを弄した説明をうけ、氏の「政治判断だった」というこれまたおきまりの発言を引き出している。この議連の事務局長は、「河野談話によって、軍が積極的に強制連行を行ったかのごとく誤解されるのは国益に反する」といっているという。民主党の議連でも談話の見直しを検討するということだ。
どうも民主党のなかでも、世界で何が議論され、われわれは、この「慰安婦」という事実について、何をどう向き合わなければならないのかについて、とんでもない認識をしている議員が少なくないようだ。ここが、安倍内閣に民主党が正面から対決できない一つの要因になっているのだろうか。などと考えさせられる。記事でもある。
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