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2007/03/24

ハゲタカ

06_01 NHKの土曜ドラマ。全部見たわけではなく、6回中2回と半分ぐらい。そういえば職場の新人さんも見ているとか。
 いつのまにか、鷲津はいい人になっている。
 たしかに、マネーゲームの、おかしさやむなしさを描いてはいる。でも最後まで、違和感が残る。鷲津にしても芝野にしても、真正面から葛藤するいい人間になってしまうからか。だいたい、マネーゲームそのものをつくり出す構造から、プレーヤーはそう簡単に自由になれるのか。そこには、せまらない。そして、もう1つ。だれがマネーゲームのカネを出しているのか。ここにも迫らなければならない問題があるはずだ。考えてみれば、マネーゲームや経済犯罪のようなものは、昔からくり返されてきた。私の若いころには、リクルート事件やイトマン事件など大きな事件があった。でも、こうしたゲームを、ある意味で、通常の経済活動にしたことに現在の「闇」がある。その闇をあやつっているのは、――ファンドの背後にいるのは、いうまでもなく、銀行であり、そして過剰資本をかかえる大企業にほかならない。そんな問題から、はなれて、人間の葛藤も見せられてもと思ってしまう。
 でも、現在のドラマは、やさしい。それは、人間のやさしさをどこかに見いだしたいからなのか。そして、誇りや喜びを、何としても守りたいという思いからなのか。そう信じたいとは思うのだけど。

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