タカ派の提言の内容とは
タカ派の動きはやはり産経のWEBで
自民議連、慰安婦問題で再調査を提言(産経新聞) 自民党の有志議員で作る「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)は8日午前、党本部で会合を開き、慰安婦問題について、(1)再度の実態調査と結果の公開(2)現在、米下院に提出されている対日非難決議案の採択防止を含めた、正確な理解を広める外交努力-を政府に求める提言を取りまとめた。近日中に首相官邸を訪れ、同会員約130人の署名を添えて安倍晋三首相に提出する。 提言は、決議案を「客観的史実に基づかない一方的な認識」と批判した上で、「(決議案などの)誤った認識は、平成5年の河野官房長官談話が根拠となっている」と間接的に河野談話の修正を求めている。 同会では昨年12月以降、有識者を招くなどして河野談話の修正について検討してきたが、「実態調査をした上で問題があれば当然、直してもらいたいが、それは政府の仕事だ」(中山氏)として、再調査を重視することとした。…
政府に再調査を要求するわけですが、政府の調査が明らかにした、『従軍慰安婦』関係資料などについては、どうお考えなのでしょうか?といつも思います。
首相は「(慰安婦募集の)強制性について今後、党が研究、調査をしていくということなので、政府としては資料などの提出、提供で必要に応じて協力していく考えだ」と述べているそうです。政府は、「基本的に河野談話を継承していく立場だ」と言うのです。結局、反証は、押しつけ合って、「広義」「狭義」の強制という言葉の遊びで、歴史の事実をもて遊ぼうというのでしょうか。
提言全文は、Continue reading で
なお、この問題での海外(とくにアメリカ)での反響は、GAKUさんのブログに詳しいので、そちらをどうぞ。
http://ratio.sakura.ne.jp/
なお、産経関係のWEBで流れていた、産経記者の紹介した提言全文なるものは以下の通りです。
《「慰安婦」問題に関し「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、「慰安婦問題に関する小委員会」を立ち上げ、昨年12月より有識者、歴史研究者等からの資料の提供、聞き取り等を踏まえ、調査、検証を重ねてきた。
我々としては、歴史の事実に対し、常に誠実、謙虚でありたいと考える。同時に事実ではない、あるいは証左に基づかない非難に対しては明確に正当な主張、反論を行う必要があると考える。
以上を踏まえ、我々は政府に対し、次のように提言する。
1.「慰安婦」問題に関し、今、米国下院に提出されている決議案は、「若い女性を日本帝国軍隊が強制的に性奴隷化」、「輪姦、強制的中絶、屈辱的行為、性的暴行が含まれるかつて例のない」、「20世紀最大の人身売買」などの客観的史実に基づかない一方的な認識により、日本政府に対して謝罪を求めている。日本の名誉のためにも米下院関係者を含め、「慰安婦」問題に関して内外に正確な理解を求め、決議案が採択されないよう、引続き外交努力を行う。
2.今回の慰安婦決議案も含めた数々の「慰安婦」問題に対する誤った認識は、平成5年の河野官房長官談話が根拠となっている。当時は公娼制度が認められており、慰安婦の中には不幸な境遇の方々がおられたことは認識している。この点に関しては同情を禁じえないし、遺憾の意を表する。しかし、我々の調査では、民間の業者による本人の意思に反する強制連行はあっても、軍や政府による強制連行という事実はなかった。1件だけ、ジャワ島における「スラマン事件」があったが、これは直ちに処分されており、むしろ軍による強制連行がなかったことを示すものである。政府として本問題の根本的解決のため、再度の実態調査を行い、関連する資料等の結果を全面的に公開することを求める。》
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» 「従軍慰安婦」問題は政治問題か歴史問題か [飯大蔵の言いたい事]
「従軍慰安婦」問題はますます、加熱、炎上してきたようだ。これは政治問題なのか、歴史問題なのだろうか。
日本で今話題になっているのは政治家の発言ばかりだ。政治家が歴史の問題と言っている。... [続きを読む]
とにかく慰安婦問題については、小林よしのり著「戦争論2」の「総括・従軍慰安婦」を読んでみてほしい。
あらゆる関連本の中で一番良い。
この問題の全容も把握できる。
投稿: a | 2007/03/19 09:34