こんな大事故が隠蔽されていたとは!
今朝の新聞を読んで驚いた。今日のテレビは、ホリエモンの裁判でもちきりで、それはそれで大事なんだろうけど、この問題での報道の続報が少なかったのはやや残念だ。
原発制御棒はずれ一時臨界に 北陸電力、国に報告せず(朝日新聞) 北陸電力の志賀原発1号機(石川県志賀町、沸騰水型、出力54万キロワット)で、99年の定期検査中に、挿入されていた制御棒3本が想定外に外れ、停止していた原子炉が一時、核分裂が続く臨界状態になっていたことが15日わかった。すぐ緊急停止信号が出たが制御棒は元に戻らず、臨界状態は制御棒が戻るまで15分ほど続いた。その間、原子炉の制御ができなかったことになる。北陸電力はこうした事実を国に報告していなかった。 …
原子炉を制御する、制御棒3本が想定外に外れ、制御不能となり、臨界状態になっていたというのだ。手動で制御棒を元に戻し、15分後に原子炉は停止したというが、安全装置が正常に作動せず、臨界時、原子炉本体とその周囲にある原子炉格納容器は、ふたがあいていたというのだ。はたして、チェルノブイリのような大規模な事故につながらなかったと言えるのか? 現在の日本の原発と、その管理をめぐる「危険」というものを、見事なほど示しているのではないか。
日本の原発行政は、いまだ推進部門と、検査部門が一体という弱点は解決されていない。はたして、どれだけ真相にたどりつけるのかは疑問だが、その意味からも、真相の究明に注目したい。
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わたしも,こういう事態になっていたことを,もっとマスコミは突っ込んで追いかけるべきだと強く感じました。こういうことを問題にしない状態ってかなり危険です。本当にチェルノブイリの手前にまでいったということですものね。原発の恐さをもっと知らせるべきだし,検証もしてほしいです。
投稿: KATEK | 2007/03/18 06:56