トンマッコルへようこそ
面白い映画でした。たぶん、去年日本の封切られた映画のなかで、3本の指に入る内容。映画のつくりとしては、グエムルのほうが上でしょうが、ストーリーはこちらに軍配です。
時代は熾烈極まる朝鮮戦争。森で道に迷った2人の<韓国軍>、敗走する3人の<人民軍>、偵察飛行で墜落した1人の<アメリカ軍>パイロット。彼らが偶然出会ったのは戦争が起こっていることさえ知らない村”トンマッコル”。国も立場も異なる男たちは互いに反発しあうが、トンマッコルでの平和な生活を送るうちに、やがて友情を育んでいく。そんな時、トンマッコルがアメリカ軍の空爆を受けることを知った男たちは、村を守るために立ち上がる。国を超えてひとつになった男たちの熱い勇気と友情が、アメリカ軍大部隊の前に立ちふさがる!
いまなお戦火が消えない世界に語られる反戦のメッセージ。北の兵士と、南の兵士の苦悩と和解、それを包み込む、「子どものように純粋な村」という意味のトンマッコル。彼の地の植民地支配のうえに、9条をつくった日本が、なぜ、こうした地をめざせなかったのか。楽しく、おかしく、いっぱい泣かせる映画でした。
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この映画は本当に見て価値ある映画です。この間の韓国映画の中でも一押し!
投稿: ☆のまほう | 2007/03/18 23:30
そろそろ春ですねえ。今年は結局スキーにはいけませんでしたあ。その悔しさをこめ、また飲みましょうか(笑い)。
投稿: YOU→☆のまほう | 2007/03/25 23:23