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2007/02/03

日本経団連と経済同友会

 もうすでに昨日だけど、朝日新聞、北城同友会代表幹事の興味深いインタビューがのっていた。安倍内閣に構造改革を求めるのは経団連と同じだが、企業の政治献金などで経団連を批判する。実は、昨日、同友会は、「日本のイノベーション戦略~トップがコミットし、自ら実行すべし~」という提言を発表している。
 年明けから、御手洗ビジョンだとか、経済財政諮問会議の「日本経済の進路と戦略について」(新中期方針」だとか、興味深い文書が続く。これらを読みこなすというのが、大事な仕事なんだろうけど、なかなか難しい…。同じようにイノベーションということがキーワードになっているが、一方で、ニュアンスというか、全体の読後感には違いもある。それは、役割分断でもあり、現在の支配層のかかえる矛盾でもあるんだろう。
 しっかり読みこなすことができるか、その成果を、このブログに書くことができるか。さて、どうなるのかこの2月は…。

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コメント

私もその記事を読みました。同じように興味深く読みました。とくに、日本経団連が献金を「餌」にして政策買収をやっている点への告発など、おもしろいなと思います。ただ、そのもっていく先は、政党助成金の拡充だったりするのが、ふむふむと思いました。
「現在の支配層が抱える、役割り分担・矛盾」という視点は、大事だなと思いました。『財界』という本のなかには、同友会が先駆的な提言を行うことが強調されていましたが、そういう姿なんでしょうかね? よく見極めたいところだなと思います。

 役割分担は以前のように同友会が先駆的な提言ということではなくなってきていると思います。経団連のほうが大きく変化している方です。だから、いまの事態も、矛盾ということのほうが大きいと思っています。この矛盾をどうとらえるかは大事な点で、この点は、私は『変貌する財界』の分析は、ちょっと機械的という印象をもっています。もちろん、おもしろい本ですが。この本では、なかなか政治と財界の矛盾だとか、財界内部の矛盾だとか、いま、安倍内閣がすすめようとしている政策そのものがかかえる矛盾がうまくとらえられないような感じです。あまりけなすわけにいなかので、これ以上は言いませんが(笑い)。いろいろな問題意識をもって読むべき本だと思いますね。

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