« 柳沢大臣は直ちに罷免すべき | トップページ | 渋谷敦志さんのブログ »

2007/02/02

要求する親 問われる教師~すれ違う教育現場~

Photo23612 昨日のNHKのクローズアップ現代という番組で、「要求する親 問われる教師~すれ違う教育現場~」というものをやっていた。去年ぐらいから教育学の世界でも、親の”イチャモン”という問題に関心が集まっている。大阪大学の小野田正利さんが『悲鳴をあげる学校』という本を出して、それなりに、売れていたりもする。親の、過大な要求が教師を追い込んでいるという側面から、親の要求の根源と、共同の可能性をさぐったものだ。
 実際に、教師たちの話を聞けば、行政や管理職との関係だけではなく、親との関係は大きな悩みになっている。最近、文部科学省が委託した調査でも教師の労働時間は、月80時間以上の超過労働がカウントされるなど多忙化している。こうしたなかで、教師たちが、親との突っ込んだ関係を避ける傾向にあることも、研究者の調査で指摘されている。
 明らかに、親と教師の間の溝は深く、広くなっている。
 もちろん、父母との共同や、参加の学校づくりに奮闘している教師たちは少なくはない。真摯に、教育・子育て運動にかかわっている父母も多い。が、学校の大勢は、上記のような困難をかかえた事態となっている。昨年の暮れ、これまで、開かれた学校づくりにかかわってきた研究者の方と話をしたとき、この”イチャモン”状態の広がりのなかで、学校づくりの行方にかなり悲観的な思いを持っているとの話を聞いた。
 もちろん、こうした状況の背景には、「構造改革」だとか、格差の広がりなどは指摘できると思う。同時に、学校や「教師の仕事」というものの定義の仕方が、政策のうえでも、実際の仕事のうえでも、かなりねじまげられてきていることも無関係ではないと思う。本来の、教師の専門性だとか教育の公共性だとかと違う文脈で、教師の仕事が捉えられ、学校のあり方が議論されてはいないのか。そんなことを漠然と感じている。
 教育再生会議では、教員免許の問題や、不適格教員の問題がすすめられようとしている。そんなときだからこそ、教師の仕事ということを考えたいのだが。

番組の紹介は、Continue readingで

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

番組の紹介は

 教育再生会議での議論をはじめとして今、公立学校のあり方に厳しい視線が注がれている。そうした中、子どもを預ける親たちからは、教育内容や学校内での指導のありかた、それに子どもの躾や放課後の見守りなど、様々な要望や要求が寄せられている。大切な子どもを預けているのだから、"学校にお任せする"のではなく、学校にはしっかりと対応してもらい、改めるべきは改めて欲しい、という考え方からのものである。こうした気運の高まりを、教師たちはどこまで受け止められるのか。個々の学校、教師たちの力量が大きく問われている。子どものためにあるはずの親と教師たちが、時に、なぜすれ違うのか…。問われる公立学校の現場からの報告。

|

« 柳沢大臣は直ちに罷免すべき | トップページ | 渋谷敦志さんのブログ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/13764532

この記事へのトラックバック一覧です: 要求する親 問われる教師~すれ違う教育現場~:

» ▽要求する親▽問われる教師 (クローズアップ現代) [飯大蔵の言いたい事]
 今日のNHK番組。 クローズアップ現代 ▽要求する親▽問われる教師 国谷裕子  番組中に取材ビデオが多く流され、なかなか説得力があった。「要求する親」の要求内容を聞けば、なんとひどい親がいるものかと思った。こんな親に育てられる子供が本当に可哀想だと思う。  親とのトラブルでうつ病になる教師が多い、また自殺してしまった校長もビデオにあった。こちらも可哀想なことだ。... [続きを読む]

受信: 2007/02/03 02:10

» 本紹介 「悲鳴をあげる学校」 [学校通信DX]
このブログは「学校批判」と「学校批判批判」を織り交ぜて書いてきており、記事が交差しているので書いていて自分でも良くわからなくなってしまっているところがあります。多くの教員は「いや、まあ、確かに自分たちも悪いんだけれど、親やマスコミ、行政も私たちを批判ば...... [続きを読む]

受信: 2007/02/04 11:02

« 柳沢大臣は直ちに罷免すべき | トップページ | 渋谷敦志さんのブログ »