新年の新聞を読んで
新年に入って、少しブログの書き込みをさぼりました。新年早々疲れているのでしょうか? 新聞を読んでいても、たとえば社説のテーマは多岐にわたります。その一つひとつを丁寧に読むのには時間もかかります。読みたい本や読まなければならない本もたくさんあって、それを読みこなせずにうろたえているのが実際です。どうも仕事の仕方を考えないと、こなせないと思い悩んでいるのです。
つれ合いの仕事の都合で、家事の分担もふえていますから、時間もあまり自由になりません。しかし、一方で、精神的な疲れもあり、ぼーっとしたかったりするのです。どうも空回りの毎日ですね。
さて、新年の新聞を読んでの感想です。年明けからいろいろなことがおこっています。何より特徴は、安倍首相が、憲法「改正」をあらためて、高く掲げたことでしょうか。年頭の会見で印象的だったのは、教育再生を強調したことともに憲法「改正」です。
今年は、憲法が施行されてから60年であります。新しい時代にふさわしい憲法をつくっていくという意思を、今こそ明確にしていかなければならないと思います。自由民主党の草案は既にできているわけでありまして、与党・各党との協議を進めていってもらいたいと考えております。
まずは手続法案であります。日本国憲法の改正手続に関する法律案について、与党内、また与野党で議論を深め、今年の通常国会に提出できることを期待したい。与野党でそのために議論が深まっていくことを期待したいと思います。
また、先ほど申し上げましたように、今年は憲法が施行されて60年であります。憲法を、是非私の内閣として改正を目指していきたいということは、当然参議院の選挙においても訴えてまいりたいと考えております。
私の、守備範囲の分野なので、しっかりがんばらなければなりません。
そうしたなかでの新年の新聞ですが、社説などを読んでいても、日本もメディアも、大きな岐路にさしかかっているという印象を強くもちます。タイトルは、もう1つのブログにあります。そこで見ていただくとして、特徴は次のように感じます。
テーマは、憲法・安全保障、教育、経済・財政、格差・貧困などが中心です。そこからは、世界のグローバル化=アメリカのドルの力で、世界の経済システムを変えていく流れのなかで、日本の進路を模索している姿があります。大きな世界の変容のなかで、一部の論調はヒステリックでナショナリスティックですが、どこも模索しているように感じます。最近のホワイト・エグゼンプションの議論に象徴されるように、財界も政治も一様な流れにはなっていないのだと思います。規制緩和など1つの選択を論じるにしても、その路線はすでに、ゆきづまりが露わであり、そう簡単に論じることができないということなんだと思います。
もちろん、メディアのうえでの一つの大きな意思というか、政治的な思考があります。それは、たとえば、憲法「改正」であり、「構造改革」であり、二大政党制です。今日の毎日の世論調査などその典型と言えるでしょう。そうしたなかでも、メディア自身が大きな社会変容に直面し、世論を意識しなければ生き残れなかったり、そんな模索も感じられるのです。
その根底には、模索する国民の意識があるのでしょうか。論じてとしては、複眼をもちたいと強く思います。どこまで、しっかりした、問題意識と論理をもつことができるのか。今年の課題でもあるのですが。どうでしょうか。
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