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2006/12/07

障害者自立支援法の陰で

 さて、今日は、中日新聞の昨日の記事からです。

父と養護学校の娘2人心中 滋賀・甲良(中日新聞)
 滋賀県甲良町池寺の西明寺近くの駐車場で4日夜、止めてあった乗用車から3人の遺体が見つかった。父親(43)と、いずれも養護学校に通う長女(14)と二女(10)。死因は練炭による一酸化炭素中毒で、無理心中とみられる。母親は3年前に他界し、父親は在宅支援サービスを利用しながら、1人でまな娘を懸命に育てていた。その生活を一転させたのは、4月に施行された障害者自立支援法。過重な負担が父の背中にのしかかった。
  「生活が苦しい」「娘の将来が不安」。車内に残された遺書には、絶望の言葉が並んでいた。自宅からは、消費者金融の督促状が見つかった。
 娘2人は、2003年4月から養護学校に通学していた。同11月、母親が病死。それまでは自宅から通っていたが、平日は養護学校の寄宿舎で過ごすことになった。在宅支援は娘たちが自宅に戻る金曜日の夕方、父が会社から戻るまでの約2時間利用。ヘルパーが食事の世話をした。娘の夏休みなどの際は近隣の児童福祉施設に短期入所させていた。
 4月に施行された障害者自立支援法が、じわりと父親を追い込む。ヘルパー利用は、本人負担がこれまでの月1000円程度から約6000円に増加。今年8月に受けた短期入所費も、1000円程度だったのが2万円に膨れあがった。「出費が痛い」。役場の職員にこぼしていた。
 …
 娘の今後も悩みの種だった。寄宿舎が2年後に廃止されることになり、2人を自宅から通わせるか、障害が重い二女を寄宿舎のある学校に転校させるか、学校に相談していた。
 …

 注目してほしいのは、障害者自立支援法での負担ということ。同時に、この間、特別支援教育の一方ですすめられている、障害児教育のリストラと言うべき、障害児学校の統廃合や、寄宿舎の切り捨てです。自立支援法については、見直しへの一歩を踏み出しそうですが、
 障害者にサービス利用料の1割負担が導入された障害者自立支援法について、柳沢厚生労働大臣は、今年度補正予算などで、利用者の負担を軽減する措置を実施する意向を初めて示しました…(12月5日 TBS)

 見つめていかなければならない問題は多そうです。
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