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2006/12/20

母の灯火 小さき者を照らして

06122014_1 NHKの「その時 歴史が動いた」という番組の「母の灯火 小さき者を照らして 石井筆子・知的障害児教育の道」を見ました。

 幕末の長崎・大村の名家に生まれ、若くして「鹿鳴館の華」と呼ばれた石井筆子。ところが母となった筆子に転機が訪れる。娘たちが知的障害児だと分かったのだ。明治時代、富国強兵政策の中で生まれた社会のあからさまな差別に、筆子は失意の底に沈む。そんな時、筆子は知的障害児の学園を立ち上げたばかりの研究者・石井亮一に出会い、やがて志を同じくした二人は前人未踏の教育に乗り出す。
 しかし、子供たちによる破壊行為や自傷行為などがおこり、教室はいわば戦場のような毎日。それでも二人は辛抱強く指導を続ける。すると、やがてクリスマス会などで子供たちに成長の兆しが見えるようになった。
ようやく希望の火が灯ったかに見えたが、想像を絶する苦難が立て続けに筆子を襲う。園児6人が犠牲となった学園火災、戦争による極度の財政難そして一緒に障害児に全身全霊を傾けてきた亮一の死。
 ついに学園存続は限界となった。その時、筆子はある決断を下す。それは30年以上、子供たちと苦楽を共にした、学園の母ならではのものだった。

 あまり、知らなかった話ですが、まだ障害児教育という考え方そのものが存在しなかった時代です。こうした先人たちの歩みが、権利というものをつくりあげていったのでしょうね。ラストで紹介されていた、「鴿 (はと) 、足止めるところなく、舟に還 (かえ) る」(筆子の娘たちの石碑より) という言葉――障害をもち夭逝した彼女の子どもへの言葉に、その生き様に感動しつつ、戦時下のそのとりくみの苦労に思いをはせます。
 ちなみに「筆子・その愛-天使のピアノ-.」という映画が上映されます。ちょっと観てみようかと思いました。
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