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2006/12/03

日本科学者会議の総合学術研究集会

 昨日と今日は、日本科学者会議の総合学術研究集会に参加してきました。会場は一橋大学です。約4ヵ月ぶりの一橋大学は、国立の駅がすっかり変わっていました。
 さて、科学者会議とは、「科学を人類に役立て正しく発展させるようにするためには、何よりも科学研究に携わる科学者がその社会的責任を自覚し、科学の各分野を総合的に発展させ、その成果を平和的に利用するよう社会に働きかけねばなりません」という科学の目的の実現をめざして活動している団体です。その成果をもちよって話し合う場が、総合学術研究集会です。さまざまな分科会がありますが、昨日は「グローバリゼーションとアメリカ経済・社会の今」と「大学・研究機関の法人化と労組を含む各種団体の役割」に、今日は、「憲法九条の過去・現在・未来」という分科会に参加してきました。それぞれ、興味深い報告があります。アメリカの分科会や憲法の分科会は、比較的若い研究者の発表があり、若い、院生などの参加もあって、その討論もなかなか新鮮でした。とくに「戦争」「平和」をめぐっては、若い人のとらえ方は、私たちとは確実に違っていて非常に刺激になります。
 大学問題の分科会は、法人化後、大学がどうなっているのかについていろいろ情報をえることができました。会場で、大学の人と話しても、なかなか事態は深刻です。少なくとも、学術・文化の中心的な場とはほどとおい、荒廃と民主主義の形骸化はすすんでいると言えます。

 さて、今回参加したのは、若手の研究者で、知り合いになりたい人がいたのと、大学問題の情報の収集と、あとは研究者の方の顔を見にというかあいさつです。昨日は、経済の研究者数名と政治学数名、歴史の先生、そして、今日は憲法の研究者。まあ、それぞれ、10分から20分ぐらいお話をして。目的を達することはできたでしょうか。
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