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2006/12/17

グッドナイト&グッドラック

20060201010fl00010viewrsz150x ジョージ・クルーニーのこの映画は、ずっとずっと見たかった。アメリカの赤がりを描いた映画は、数年前「マジェスティック」を見た。とても面白かった。この映画は、むしろ、実在の、エド・マローという人物の話を、モノクロの映像で、ドキュメンタリータッチに描く。

 1953年、米ソの冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動が行なわれていた。しかしその標的は、いまや政府に少しでも楯突く者すべてに及んでいた。一般の市民はおろか、マスコミさえもが恐怖の前に沈黙してしまう。そんな中、CBSの人気キャスター、エド・マローとプロデューサーのフレッド・フレンドリーは、番組内でマッカーシーの欺瞞を暴き、彼こそが自由の敵であると訴える内容の放送に踏み切るのだった。そして、その反響は概ね好意的に受け取られる。これに対し、マッカーシー側もCBSへ反論と圧力を掛けてくるのだが…。

 1つは、思想にたいする攻撃という、人権侵害に正面からたたかう。もう1つは、メディアと政治との関係を鋭くとう。マローという人物は、魅力的だけど、僕はこの映画にアメリカの2つの顔を見る。1つは、こうした人物を、9・11以降のアメリカで作れるというすごさと、同時に、マローという人物を登場させざるをえない、9・11以降のアメリカの人権をめぐる闇と、メディアをめぐる闇を見る。アメリカは変わるが変わらない?! はたして、勇気は発揮されるのか。
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