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2006/11/10

女たちの戦争と平和資料館

 仕事上の必要性もあり、「女たちの戦争と平和資料館」に行って来ました。新宿の早稲田にある、小さな小さな資料館です。しかし、たくさんの人の募金によって支えられた貴重な資料館です。
 「女性たちの戦時下での被害と軍による加害事実を記録して、記憶にとどめ、平和と非暴力の未来を実現するための闘いの拠点をつくりたい」。これは1990年代の初頭、「慰安婦」被害者がアジア各国で名乗りをあげ、被害者の裁判や生活支援活動が行われるようになってから、多くの人が夢見てきた場所。その夢を具体化するために、つくられた資料館です。

 安倍首相は、河野談話の継承を明言しました。河野談話は、ハルモニたちのたたかいと、多くの人の調査や研究と、そして国際的な議論のうえにつくられて、貴重な一つの到達であり、その継承を、タカ派の安倍さんが明言したことは重要な意味をもつと思います。しかし、一方で、それを否定するような下村官房副長官の発言があり、先の「古今東西、慰安婦はいても『従軍』慰安婦はいない」、「自虐的な感情を出させることなく、真の史実、日本の正確な立場を学べるようにすることが大切だ」という上田埼玉県知事の発言があります。
 軍の関与を否定し、強制性を否定するというのが彼rの発言でしょうが、この資料館によせられている、展示をはじめとした資料は、事実としての重みがあります。どれだけの貴重な資料が、この何年もの間のとりくみで、明確になったのか、下村さんにしても、上田さんにしても、謙虚に直視すべきだと思います。彼らの、発言の異様さは、安倍さんが河野談話を継承したことがもっとも明白に証明しているとも言えるのですが。

 これから年末にかけて、日本軍「慰安婦」の証言を聞くとりくみが各地でおこなわれます。ぜひ紹介したいと思いますが、もうわずかとなったこうした機会を大切にし、歴史に向き合っていくことこそが、アジアのなかで生きる日本の未来をひらく道だとも思えるのです。
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