東京裁判への道(上)
やっと、たまっていた本を一冊、一冊つぶしていっている。
この本は、出版社の紹介では
「天皇不訴追」はなぜ実現したか? 「A級戦犯」28人はいかにして選ばれたのか?近衛文麿の死、木戸幸一の長大な弁明、陸軍の大物・田中隆吉の謎の変節。そして昭和天皇「不訴追」決定の真実。膨大な尋問調書が語る、濃密な人間ドラマの開幕!
ちなみにGAKUさんの感想は、http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2006/09/25220452.php#comments
この間、読売のものだとか、支配層にちかいものを読む機会が多かったので、久しぶりに、しっかりと勉強した感じ(笑い)。上の、圧巻は、木戸孝一をめぐる記述。ちゃんと、日記は読まなくてはいけませんね。田中隆吉の尋問をたどったところも面白かった。私たちが、東京裁判と、東京裁判研究をめぐって学ばなければならないことは、まだまだ少ないない、というか、今だからこそ多いのだと痛感しました。
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わたしも、この本の感想をブログに書きました。尋問調書をつかった研究は、連合国側の思惑と、日本側の思惑とがあいまって、裁判を構成していった経過がわかって、貴重なものだと思います。よかったら、おいでください。
投稿: 岩渕剛 | 2006/11/18 23:18
追加です。書いたのは9月4日付けです。
http://d.hatena.ne.jp/nekopanda_tare/20060904
です。よかったらご訪問ください。
投稿: 岩渕剛 | 2006/11/18 23:29
ありがとうございます。敗戦責任という受けとめは、戦後の保守政治の大きな流れですよね。引き続き、(下)も読みすすめて、感想をおとどけします。
投稿: YOU→岩渕剛 | 2006/11/20 23:04