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2006/11/07

いじめと教育改革

 普段の生活にもどって、新聞などを読みながら気になること。今朝のテレビのワイドショーでも、話題は教育のことばかりです。そういえば、ほとんど見れませんでしたが、今日の夜には、教師による議論の特集番組をおこなわれていましたね。渡邉美樹(ワタミの社長)みたいな俗論もきちんと批判できるようにしとかなくっちゃねえ。勉強する時間が必要ですね。
4000093886 足立区の、学力テストの結果で、学校に配分する予算に傾斜をつけるなど、議論がはてしなく歯止めがなくなっていくような気がします。そんななかで、藤田英典ICU教授の『教育改革のゆくえ』ってブックレットをパラパラと。藤田さんらしい、小気味よい切れ味ですね。個々には、個人的な見解としては、氏とはちがいがありますが、でも、あらためて考えさせられたのは、だいたい、80年代を起点にもつ、現在の「教育改革」の動機にあげられていたのも、いじめや校内暴力であったこと。子どもをめぐるいろいろな問題をめぐっても、欧米諸国とくらべ、日本ははるかに、良好な状態にある(あった)こと。つまり、日本の教育システムそのものに、問題の原因を求めることへの疑念です。むしろ、あたらめて、日本の教育の制度と実践の成果やいいところを再評価、注目すべきなどでしょうね。教師の努力そして教育基本法もふくめて。
 では、いじめをどう考えるか。あらためて子どもに即して考えるべきなんでしょうね。教師と親と社会が気持ちを一つにして。教師を責め、教育システムを責め、教育基本法を変え、混乱を拡大する愚行は許されないということなのだと思います。
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コメント

学校の在り方が問題になって久しいのですが、改善されるどころかますます悲惨な状況になっています。

私は教育に関して全くの素人ですから、コメントできる立場にはないと思いますが、組織体制ばかり批判する風潮にはうんざりします。 良きにつけ悪しきにつけ、親を真似て、大人を真似て子供達は育ちます。 学校に我が大切な子供の人生を託す等、私にはできません。

今議論されるべきは諸悪の根源「大人」の再教育だと思います。

 大人社会にこそ問題の多くがあるというのは同感です。でも、世界的にもて、日本の学校がすぐれた教育実践を営んできたという面もないわけではありません。私は、学校や教師を弁護するものではないですけど、大切にすべき成果みたいなもののちゃんとみつめなければ、なんて思いも、最近少しもっています。

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