現代教育のキーワード
いじめ、子どもの荒れ、学力問題、教育格差の拡大と教育をめぐる要求は切実です。一方で、教育「改革」の名で、新自由主義的、新保守主義的な教育政策のドラスティックな展開もおしすすめられています。そのもとで、教育をめぐる議論も、かつてなく多様で、多岐にわたります。こうしたなかで、子ども理解や教育実践の構造をどう深め、子ども文化や教師のあり方をどう語ればいいのか。教育改革はどうあるべきなのか。教育科学研究会のメンバーが、それを「子ども・発達」「グローバリゼーションと地域・家庭・教育」「教育課程・学習指導・生活指導と人間形成」「学校・教師」「教育改革」の5つの分野の126の言葉から迫ろうというのが本書です。たんに、キーワードの解説にとどまらない、「未来への希望をこめて現代的課題を語る」というのが、そのコンセプト。それぞれの著者の、熱い視線で、論争や最新情報も折り込み語っているだけに、読み物として十分に読みごたえがある一冊です。
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