安倍氏の政権公約の奇妙さ
安倍氏が正式出馬表明 自民総裁選(産経新聞) 安倍晋三官房長官は1日午後、広島市内で記者会見し、自民党総裁選出馬を正式に表明するとともに、「美しい国、日本。」と題する政権構想を発表した。 政権構想では、21世紀にふさわしい新たな憲法制定を打ち出し、(1)世界とアジアのための日米同盟強化(2)中韓両国との信頼関係強化―を掲げたほか、教育の抜本的改革や中央省庁再々編の断行を強調した。 ……さっそく、政権公約を取り寄せてみた。わずか、4ページのもので、まあ予想されたものだが。 産経新聞にはその骨子がのっている。 ≪安倍氏の政権構想要旨≫ 安倍晋三官房長官が1日発表した政権構想「美しい国、日本。」の要旨は次の通り。 【政権の基本的方向性】 ▽新たな時代を切り開く日本にふさわしい憲法の制定 ▽開かれた保守主義 ▽歴史遺産や景観、伝統文化などを大切にする ▽家族の価値や地域のあたたかさの再生 ▽教育の抜本的改革 ▽民間の自律と、過度の公的援助依存体質からの脱却 ▽日本の強さを生かした積極的貢献 【具体的政策】 ……
見てみて、目立つのが、新しい憲法の制定という点。この内閣の最大の使命とするのだろう。いよいよ改憲を掲げる内閣との対決である。
同時に、戦後レジュームの改革をかかげ、占領下の憲法、教育基本法をつくりかえることを強調する。「世界とアジアのための日米同盟」を強化を掲げ、あくまでも対米従属を貫くことと、「戦後レジーム」から、新たな船出を
を、なんの躊躇いもなく、並べてみせる。何とも言えぬ奇妙さ。これは、対北朝鮮には「国益」を主張しながら、アメリカとの関係では、主権を主張しない氏の奇妙さとも一致している。
人気blogランキングへ 励ましのクリックを
« ランニングその後 | トップページ | すすむ大軍拡への道 »
「政治」カテゴリの記事
- 寄宿舎の「復活」訴え行進 那須特別支援学校の卒業生保護者ら 「寄宿舎教育を生かして」(2025.07.20)
- 日本に「排外主義」が広がった?否定した研究者が求める外国人政策(2025.07.18)
- 学習塾代が高騰、難関校狙う高所得層が押し上げ 中小淘汰で倒産最多(2025.07.17)
- 追いつめられる子どもたち 「あなたががんばれ」が生んだ緊張と不安(2025.07.15)
- 世界を操る「あの勢力」…ライトな支持層は知らぬ参政党の歴史観(2025.07.14)
コメント