戦争責任Ⅰ
数日前に読み終えているので、忘れないうちに感想をメモっておきます。2部構成になっていて、1部のほうは、新聞で連載した特集。歴史研究者の協力をえたこともあるでしょう。読み応えがあります。もちろん、扱っている時代の限定や、用いている資料の偏りなど気になるような点もあります(が、詳しい分析は素人私には無理です)。でも、それなりに、幅広い議論も視野に入れていて、充実しているというのが感想です。
ただ、2部のシンポジウムは正直がっかりです。櫻井さんの議論には、ほとんど開いた口が閉まらず、紹介する気力もわきません。せっかくの労作かなとも思ったのですが、これでは本の値打ちも台無しです。これで、バランスをとっているのかなあなんて思えてきて、やっぱり読売は読売かなんて、言いたくなってしまいました。でも前半
は読む価値はありますよ。
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