これは空母だ!
ちょっとしたことで、DDH16について、少し話を聞く機会がありました。DDHというのは海上自衛隊のヘリ搭載護衛艦のこと。護衛艦とは自衛隊特有の呼び方で、世界標準で言えば、駆逐艦でしょうか。DDH16は、1万3500トンの船とされているので、巡洋艦と言った方がいいのかもしれません。戦前なら戦艦クラスです。
しかし、その形状は、まるで空母ということが数年前から、話題になっていました。ヘリは4機常駐ということですが、実際には20機ほど積めるとも言われています。話で話題になったのは、ヘリだけでなく、垂直離着機が発着するのかということ。同じ形状の輸送鑑「おおすみ」ができたときも、同じことが話題になりましたが、そのときは、甲板の厚さがハリアーなどの発着の排熱には耐えられないとか言われていました。今回は、それはないようです。むしろ、垂直離着機は、着陸のときはエネルギーの消耗はないが、発射のさいには、燃料をかなり使うので、発信は、垂直じゃなく、通常の離陸をしたいとか。そのためには、DDH16は、艦の長さが短いので、船の先にジャンプ台がつくような形状になっているなどのうわさも数年前から聞こえていましたが。
たぶん、自衛隊関係者も、この船は限りなく空母に近いと考えているでしょうね。少なくとも、専守防衛ということとはかなり距離がある兵器でしょう。ちなみに図は、『防衛白書』からです。
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