安倍晋三の異様さ
今日は、お休みをとって、一日家にいました。夕食は二男のリクエストのピザを焼いたりして。昼は、本を読んでいました。安倍晋三の『美しい国』なんかも半分ぐらい読みました。かあ、なんというかというような本ですが、辛口に批判は別の人にお任せします。
でも、半分ぐらいまで読んでいて思ったことは、次の点です。
タイトルどおり、愛国心のすすめであり、国というものの押し売りのような本です。その国とは、国民を守るために責任を果たす(?)国であり(これはかっこつきです。あまりにも短絡的な議論なのでここでは詳細しません)、つぎに一転して、統治機能の国ではない国を愛せと言っています。でも、ここに共通しているのは、その国の主権者である「国民」が存在しない国だと言うことです。たぶん、その国を治めるのは、安倍さんのように選ばれた特殊な人間とでも言いたいのでしょうか。ひたすら祖父への愛情がつまった、特異な国家観、国民観のつまった、ちょっと異様は一冊です。後半の感想はまた後日。
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国民主権が無くなったら、国の形も統治機構も権力者も何も無いのと同じですね。国民の「義務」として国(これってなんなんでしょう)を愛しなさいと言われても、私は漠然と、国民しか愛せません。全ての国家権力は、国民を守るために存在し、全ての統治機構も、国民を守るために存在すべきで、その地位に立つ者こそ、国民を愛さなければならないのでしょう。
ミサイルを打ち込まれる前に、ミサイル基地を破壊するのは、憲法にも保障された自衛手段だという意味不明の解釈をする安倍さんが、次期首相になると、国民は「国家」の形を守るための、兵力と盾になってしまう危機感と、きな臭さを感じます。
投稿: エクサ | 2006/07/24 06:03