憲法の心と政党のあり方
先日、紹介した自民党の元総務会長の堀内光雄氏の本を読んでいこう、ものすごく、政党政治なるものを今の時点で、どうとらえるのかに関心をもっています。考えてみれば、議会制民主主義を考える以上、その歴史的な到達として、政党政治というものを排除することはできません。つまり、民主主義を機能するだけの政党をわれわれはもっているのかということです。
私は、今の日本では、という条件で、政党助成金なるものには反対ですが、たとえばヨーロッパでは、政党というのはかなり公共性というものを保持して、いろいろな役割を担い、活動しています。少なくとも、日本の政党が、議会制民主主義を支えるような機能を発揮することは、今後の日本の進路にとっても欠くことはできないことだと思います。
何でこんなことを言うかというと、KATEKさんのブログの「党本部のいいかげんさ。」という文章に考え込んでしまったのです。読んでみると、KATAKさんが経験した、自民党や民主党の本部の人の対応の非誠実さはあきれるばかりで、KATAKさんの怒りはもっともです。若者、いや国民から政治が遠いのはここに原因の1つがあると思えてなりません。
そのことを押さえたうえで、思うのが、でも政党を否定してはダメだということです。むしろ、日本の民主主義を成熟されるための政党の到達点のどこに未来があるのかを見つめることがとても大事になっているのではないかと。どうでしょうか。それは小泉政治の総括のうえでもとても大事な気がしています。もちろん、その未来への展望がどこにあるのかは、私たち自身が考える課題なんでしょうが。
かつて、政党政治の否定のあとにきたものを私たちの歴史は経験をしています。
そんなわけで、憲法の心と政党のあり方なんてことをいろいろ考えたいなあなんていうのも、この夏の課題にしたいと思ったりしているんです。文献などの紹介をお願いしますね、みなさん。
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