靖国合祀、国主導の原案
今日の新聞の朝刊です。
靖国合祀、国主導の原案 「神社が決定」に変更(朝日新聞)
戦没者の靖国神社への合祀(ごうし)をめぐり、旧厚生省が1956年2月の時点で、合祀者は国が決定するなど国主導で合祀事務を実施するとの要綱原案をまとめていたことが28日、朝日新聞社が入手した同省の文書で明らかになった。「厚生省が合祀者を決めて神社に通知する」「合祀事務の体系は(靖国神社が国の管理下にあった)終戦前のものに準じる」と記している。新憲法の政教分離原則に触れる疑いが濃く、2カ月後にできた要綱では、神社が合祀者を決め、国は照会に応じるものと変更されたが、独立回復後に国が主体的に合祀を進めようと構想していた実態が浮かんだ。 ……
靖国の戦後史は興味深いものがあります。この問題も、結局、戦争責任、歴史認識と向き合いきれなかった、日本の戦後史の到達点がいまにまで続いているということなのでしょうね。侵略の責任とともに、なくなった兵士への責任という問題にも正面から向き合うべきだと痛感した記事でもあります。
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» A級戦犯は国が合祀と決定したのか [飯大蔵の言いたい事]
今月の朝生で靖国をやっていた。その中で気になる発言があった。「A級戦犯は国が合祀と決定した」というものだ。席上では誰も否定しなかった。本当にそうなのかと思っていたらこんな記事があった。
靖国合祀、国主導の原案 「神社が決定」に変更
2006年 7月29日 (土) 08:26朝日... [続きを読む]
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