« いよいよベスト8 | トップページ | お昼から思わぬビール… »

2006/07/01

教育における新自由主義

 教育政策学会という学会の公開シンポジウムをのぞいてきました。第一部は「学校における成果主義文化――イギリス教育改革のインパクト」と題して、イギリスの大学のデニス・グリーソンさんという先生の講演です。英語での話は、ほとんどわかりませんでしたが、勝野さんの通訳で、刺激的な話をききました。ポスト産業社会におけるグローバル化のもとで、教育と社会・経済との関係の変容が迫られ、目標と成果の文化という形で学校の変容がせまられている。そのもとでの教師の専門性のあり方もふくめ、そうした学校改革がどのようにイギリスでうけとめられ、論じられているかといったような話です。
 癒しのミニコンサートのあと、第2部は、日本における学校教育制度改革の動向というシンポジウムです。北海道の僻地、そして教育課程改革などが語られましたが、なんといってもお目当ては品川の教育長です。残念ながら、若月教育長は病気で欠席、NO2の吉村小中一貫担当課長の登場です。話は、驚きの連続でした。なによりも、自信に満ち、どうどうと、かなり体系的に話すことです。話の内容にも、それなりに「一貫性」と「魅力」があります。どうも「官から民へ」と同じ構図ですね。学校選択制、特色ある学校づくりから、学校評価、学力の到達度調査、そして中高一貫教育とその要領づくりです。
 会場とのやりとりでこんな会話のありました。
 「選択制で地域との関係は希薄になるのでは」「都会で、学校と地域の深い関係のところがあるのか。そもそも関係が希薄なところに、選択制で意識を変えて関係をきずくのだ」、「品川の学校を希望する先生が少ないではないか」「改革には苦労がつきもの。そのやる気のない先生はいらない」――性根をすえた批判的な検討が必要だと思ったシンポでしたね。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« いよいよベスト8 | トップページ | お昼から思わぬビール… »

コメント

このブログデザイン、ピッタリだと思いますよ(^^
ブログを開くと楽しくなります。

私もYOUさんの学習量には感嘆します。
一度、YOUさんが編集されたお仕事を拝読したいくらいです(^^

品川区には知人が勤務しているのですが、その人いわく、職場は「体育会系」の先生ばかりだそうです・・・っていう言い方は体育会系の人に申し訳ないですが(^^;

投稿: antiwarnowar | 2006/07/02 21:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/10751081

この記事へのトラックバック一覧です: 教育における新自由主義:

« いよいよベスト8 | トップページ | お昼から思わぬビール… »