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2006/06/29

ドイツの戦後教育

026076450000 ドイツの国際教科書対話で有名な近藤孝弘さんが去年出した本が、この本。岩波のHPには次のような紹介がある。

 国家による国民教化としての公民教育から,生徒一人一人の批判的「政治判断能力」を涵養する政治教育へ.市民の非政治的態度がナチズムを生んだ,という反省から,現代ドイツは歴史認識や右翼急進主義など,現実社会のさまざまな問題を直視する教育を模索している.日本の社会科教育,政治と教育の関わりにも重要な示唆を与える書.

 「中立性」という名のもとに、教育基本法8条の2項を拡大解釈し、政治を忌避しがちな日本の教育にも重要な示唆を与える。この紹介だけでも刺激的。
 本を読むとき、自分の考えが整理されたりするものと、新しい知識や、新しい論点を提示される本があると思おう。この本は、自分にとって、後者。全く知らなかったドイツの教育の顔をたくさん発見できる。戦後直後のドイツを支配した教育方法、アメリカが持ち込んだ教育方法と、ナチスの教育方法の近似性などなど。戦後のドイツの試行錯誤はほんとうに興味深い。やはり68年がキーワードなのも、この国の戦後史をきちんと学んで、日本との違いをちゃんと、理解しなければと思う。さまざまな政治勢力の緊張関係のなかで、その緊張のなかで、政治的成熟をすすめたドイツ。日本も立ち止まっている場合ではないのだ!!

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コメント

戦後の、ドイツと日本の大きな差は学校教育にある、と思いつつ、そのことをきちんと学ぶ努力を怠っている私です。
YOUさんの読書力には、ただただ、すごい、と思うのみ・・。

投稿: さくらおばさん | 2006/06/30 11:34

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