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2006/06/25

「特別支援教育」法制の展望

 SNE学会企画の「『特別支援教育』法制の展望」というシンポジウムにいってきました。
 先の国会で、学校教育法の改正がおこなわれ、これまでの日本の「特殊教育」とよばれた障害児教育のシステムが、「特別支援教育」というものに大きく変わります。当初は、障害児学級がなくなるなどの議論もあり、特別支援教育はリストラではないかなどと言われていましたが、そう言った点は先送りになり、今回の国会で決まった改正そのものは、多少の懸念は残りながら、全体としては、前向きなものだったと言えるかもしれません。つまり、特別な教育ニーズにどう応えるかということで、障害児教育を総合的に、教育全体のなかでとらえようというわけです。
 今日のシンポジウムは、法改正で何が変わったのか? 運用をおこなっていくうえでの課題はどういうものか?などについて、中教審の議論に関わったかた、地方の障害児教育の改革にたずさわっている方、障害児教育の教員養成に関わっている方などの立場から、発言がありました。
 教育全体で、特別支援教育に関わっていくことをめざした改革ですから、本来はもっと、たくさんの教育関係者に関心をもってほしい内容のものなのですが、今度の国会の審議を通じても、なかなかその点は、前進したとは言えないかもしれません。その点で、財政的な保障や具体的な支援策をしめさなかった今度の「改正」は、限界があるとも言えるかもしれませんし、一方で、ある意味で、弾力的な内容の「改正」としたことで、すすめられるようとしている地方のとりくみのその芽があるともえるかもしれません。さまざまな立場の意見が聞けて面白かったです。もっと、地方のとりくみにも注目したいとは思いました。この点も、勉強のテーマですね。

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