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2006/05/29

投毒

 昨日(今日)、深夜のドキュメント06という番組をみた。「投毒  薬を毒に変えないために」というテーマだった。野球中継の影響で、夜遅くだったけど、ちょっと見始めたら、55分間、結局最後まで見てしまった。
 番組の内容は、次のようなもの

 「小児に使われる薬の80%は安全性が立証されていない」…ここ数年、各地の小児科学会で明らかになってきた恐ろしい実態だ。薬と毒は表裏一体。大阪に住む長谷川裕希くん(5)は一昨年12月、高熱で痙攣を起こし急性脳症に陥った。一命は取り留めたが首も腰も据わらない新生児の状態に戻った。彼は倒れる2か月前、発熱で訪れた小児科で軽い喘息と診断され、ある気管支拡張剤を処方された。薬は66日分。長く飲み続けることを医師は問題ないと告げ『発熱時に服用すると痙攣を喚起する』という副作用や注意点も説明しなかった。

 番組では、テオフィリンという、ぜんそくの薬の副作用で、脳症の障害をもった子どもとその家族を追っていた。誤解のないように言っておけば、テオフェリンそのものは、いまでも重要な役割を果たす薬なんだけれど、小児医療にあまりにも体制がないこと、そして、子ども向けの薬は、リスクとコストの両面で、採算があわず、薬剤会社も、そのための研究や検証はほとんどおこなわれていない実態が報告されていた。国の責任、企業の社会的な責任、いろいろな面から問題を投げかける。
 この国、この社会は、まだ子どもの利益を正面から守る視点で組み立てられていないと、思い知らされる。
 ちなみにテオフェリンについては、こんな記事がある。
 ぜんそく薬「テオフィリン」、乳幼児の使用制限へ

 話は、だいぶ飛躍するけれど、どうしても言っておきたいことがある。教育基本法の「改正」案では、徳目がならぶ。子どものこうありなさいという。でも、ほんとうにいま必要なのは、子どもの権利なんじゃないのか。子どもの権利の主体として尊重して、その権利を守るために、国も社会も何をすべきなのか、その点検ではないのか。そんなことも考えた。

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