ベテラン記者の転身
連休の新聞を少しだけのぞいていると、3日付毎日の、記者の目の岩見隆夫さんの論説が目に入った。最近は、岩見さんの書くものを丁寧にみていたわけではないが、比較的良識のある記者さんだと思っていた。それがどうだろう、「そろそろ戦後的なものに別れを告げ、すっきりした自立国家になりたいという欲求の高まり」により、(憲法は)「時代にそぐわなくなったから」、「私も40年の政治記者生活のなかで、護憲論から改憲論に変わった」という。改憲には熱気が必要であり、そのためにも、「改憲論議は精力的に進めるべきだろう。論議を通じて、望ましい<わが祖国>の姿が見えてくるはずだからだ」とまで言う。岩見さんには、米軍基地再編はどのように映っているのだろうか。日米による軍事一体化がアメリカへの異常な追随という形ですすんでいることはどう見ているのだろうか。そのための「改憲」の議論が、「すっきりした自立国家」への道だというのだろうか。驚いた、論説であった。
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