仏雇用策撤回をめぐる報道
KATEKさんのブログを見ていると次のようにあった
NHKのクローズアップ現代で,フランスの新雇用策の問題をとりあげていた。内容にちょっと怒りまたは疑問。
ドビルパン首相の強行した法律は若者の失業率の高さに対して,雇用の間口を広げようとした政策だったというのが,NHKの見かた。グローバル化に対応していないということに対して「甘え」ということばすらでてきた。
と怒っている!
実は、私も新聞を読んでいて。朝日や毎日もふくめ、大手紙の報道にはいささか驚いた。
たしかに、フランスでは、経済的な課題は大きい。そして、その背景には、アメリカを中心とした経済のグローバル化のもとでおしつけられている新自由主義の流れがある。問題は、フランスをはじめ、ヨーロッパの多くの国では、単純にこの道をすすめるのではなく、さまざなま模索をともない、たたかいをともないながら、それとは違う道を試行錯誤していることだと思う。デーセントワークというような言葉がILOでは使われる。人間らしい働きかたへの熱望を強い。少なくとも、その人間らしさを踏みにじる方向での経済的な問題の打開は選択をしないというのだ。
日本のメディアはなぜ、ひたすらにアメリカ的な新自由主義的な方向を前提とするのか? それは「構造改革」を是とする姿勢とダブって見えるのだ。
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こんばんは。わたしも,新聞を見てびっくりしました。こんなこと書いていいのという感じです。ジャーナリズムのありかたを追求する力は,もはや新聞とテレビにはないのでしょうか・・・
投稿: KATEK | 2006/04/13 20:39