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2006/04/06

国民投票法案反対集会

 自由法曹団主催の国民投票法案反対集会に行ってきました。共産党の笠井さん、社民党の保坂さんのあいさつ、MYMY(元ニュースペーパー)によるコント、そして弁護士の笠原健一さんによる「国民投票法案の問題点」、渡辺治さんの「改憲の動きと国民投票法案の危険なねらい」の2本の講演、さらに、会場から、東京の教員による教育基本法の情勢報告、在日コリアン弁護士の在日外国人の人権と国民投票法案、早稲田の学生(院生)による9条の会のとりくみの発言と続きました。1つひとつよく準備されて、それはそれで聞きごたえはあるのですが、全体として時間が短く、ちょっとものたりさもありました。
 ただ、笠井さんのあいさつでは国会の様子がよくわかりました。民主党のバタバタで一時期、憲法調査特別委員会の議論もとまっていたようですが、ここのところ着実に動き始めています。国民投票法案をめぐっては、すでに、与党と民主党のあいだで(衆院法制局も??)すりあわせが、かなりすすんでいるようです。ただ、憲法を変えるということ以外に、この法案の目的はありません。だからこそ、緊急を要する道理はなく、共産党と民主党のその問題をつく論戦が対峙しているという図式で。
 いま明らかなことは、国民投票法案のねらいは、憲法を改悪すること。だからこそ、よこしまな、改憲を通過させることに都合のいい法案だけが準備されざるをえないのです。憲法をめぐるたたかいもいま正念場を迎えています。

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コメント

知らない間にことは着実に進んでいきますね。知らないほうが悪いといえばそうなのですが,今の社会は,かなりアンテナをはっていないと,一人では取り残されてしまいます。住民投票のこと子どもの数を入れて計算するのですよね。計算の仕方によってはたいした数でなくとも,通過してしまう結果につながると何かで読みました。こういうことも,もっと知るチャンスがないとと思います。

子どもの数を入れるということはないようですが、18歳にするか20歳にするかの議論はなるようです。何よりも、改憲を最大の目的としてつくられる法律であり、一方で、民主党を引き込むために自民党の新憲法草案があるわけですから。十分、注目する必要がありますね。

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