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2006/03/14

都教委の通達

 東京都教育委員会、「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の指導について」という通達を昨日、発しました。「今般、一部の都立高等学校定時制課程卒業式において、国歌斉唱時に学級の生徒の大半が起立しないという事態が発生」したため、「校長が自らの権限と責任において、学習指導要領に基づき適正に児童・生徒を指導することを、教職員に徹底する」というのです。
 高校生たちは、みずからの意志で、起立しなかったのではないのでしょうか。そのことについて都教委は高校生自身から直接、話を聞いたのでしょうか。指導を強要するのではなく、結果を強要する。つまり、一方的に、教員に、高校生の心の中に入っていくことを強要する今回の通達は、ある意味で、ゆくつくところまでゆきついた、教育行政の退廃をしめしています。もはや、発する言葉もありません。

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コメント

東京の教員はこのことで,かなり疲れを感じていることでしょう。本当にくるところまできたと。それもあっという間にです。戦争もあっという間に始まるといいます。人の神経を疲弊させ,人間性をズタズタにさせてまでやることかと思いますが,この事実が多くの人の共有される問題ではないと「されて」しまっている現状で,この流れはとまらないでしょう。もっとこの問題は,多くの人に知ってもらいたいことだと思います。こういう一部のほころびが,やがて一般化されていくのだと。

投稿: KATEK | 2006/03/15 21:20

 この舞台は、私のつれ合いの職場でもある。でも、現場のたたかいは結構したたかだ。そして、組合はずいぶん小さくなったとはいえ、このたたかいは予想を超え広がりもしている。まだ負けたわけではないし、ずぶといたたかいがある。あんな品性のない通達を出さざるをえないほど、都のほうに無理もある。そんな思いも、一方でもっています。

投稿: YOU→KATEK | 2006/03/16 23:26

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