今月の課題は教育
今月の課題は、久しぶりに教育です。前に書いたかもしれないけど、実際にすすんでいる「教育改革」は。全体が一つの理念にもとづいた、体系だったものにはなっているとは言えず、むしろ、ここ数年間、「日の丸・君が代」や教科書問題に代表されるような、政治による外側からの引き回しもあいまって、かなり思いつきと行き当たりばったりという印象をもっています。とくに、学力問題にかかわる、「ゆとり」バッシングなどは、ほとんどまともな科学的検証もないままに、政治家のおもいつきですすんでいると言ってもいいと思います。
ただ、政策動向には、太い線というのがあるのも事実で、それは新自由主義的な「教育改革」だということができると思います。ほんとうは、学力問題なども、どちらかと言えば、この新自由主義的「改革」のなかで、1つの目標とされた「学校のスリム化」との関係のほうが大きいとは思うのですが。
そんなことを考えながら、子どもと教育を考えるとき、まずは子どもの声を聞き、と、子どもを中心とした学校づくりの実践の本を読んだり、学力問題を、どう子どもに即して考えるのかということをいろいろ調べてみたり。子どもの権利にもとづいて学校というものを考えたときの、ADHDやLDなどの問題について調べてみたり、取材したり、研究者とキャッチボールしたり、まだまだ藪の中。
いちばん思うことは、教育の問題を考えるときは、共感と言うことが大事だと思っていて、そのためにも心が健康的でなければなりません。そんなことを考えもって、仕事をする毎日です。
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