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2006/02/21

南京事件

026323370000 間もなく七〇年がたとうという南京事件は、今なお、大虐殺否定論がくり返されている。著者(笠原十九司)は、南京事件研究の第一人者。これまで、アメリカなど公表した資料などをもとに研究をすすめてきた。著者が、その成果のうえに三年前に南京近郊の村々、そして南京場内の体験者を訪ね、被害の実相を聞き取った記録が本書だ。
 本書の冒頭には、現段階での研究の到達点に立った事件の概説が載せられている。年齢的に「遺言」とも言える被害者たちの証言は、私たちがこの「加害」に誠実に向き合あうべきことを強く迫っている。垂れ流される否定論をめぐって問われているのは、イデオロギーの問題ではなく、いかに事実に向き合うかにある。むすびでは、中国における南京事件研究の現状も紹介されていて興味深い。

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コメント

はじめまして、KATEKさんのブログから来ましたエクサです。
南京大虐殺の事実無根論は、古くて新しい問題です。危惧すべきことは、若い世代の方々が、事実無根論を賞賛し、右的な思考を持ち、巨大掲示板でも盛り上がる事です。
なぜ、若者が70年も昔の日本軍がしたことを論じることが出来るのか?
事実は一つであり、事実を知る「語り部」により、国家的な中国でもなく日本でもない、当事者の言葉に耳を傾ける事しか私たちに出来ることは無いはずなのに。
大虐殺が中国の軍事大国化と中国国民のナショナリズムを煽り、日本国が自虐的と歴史認識をしようとしない。する者を「非難」する。
私たちの未来はどこへ行くのか?
不安です。

投稿: エクサ | 2006/02/22 00:23

 そうですね。でも、きっと、こんな政治は長く続かないと思います。世界が許しません。若い世代も、多数は、必ずしも、強く確信的な反中、反韓ではありません。
 僕たちの力で切り開ける未来もあるんだと信じたいですね。

投稿: YOU→エクサ | 2006/02/23 23:20

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