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2006/02/09

横浜事件 なぜ誤りを認めないのか

 今日、横浜地裁は、横浜事件とよばれる、太平洋戦争中、政治学者細川嘉六氏の論文をてがかりに、「日本共産党再建計画」をでっちあげ、神奈川県特高警察が戦争に批判的だった約六十人の知識人を検挙し、拷問で獄死するなどした言論弾圧事件で、厳しい拷問などで強要した自白を証拠に、半数近い人が終戦後の一九四五年八月中旬から九月下旬にかけ、横浜地裁で有罪判決を言い渡され、そのまま刑が確定した裁判の再審で、すでに治安維持法が撤廃されていることを理由に、「免訴」の判断をしました。
 つまり、特高警察が拷問をしてつくりあげた虚偽の自白を唯一の証拠にした有罪判決の誤りは問わないというのです。元被告の無実を証明して名誉回復をはかることを閉ざすとともに、権力犯罪の実態を明らかにすることを拒否した判決です。ここ何回か、韓国における歴史の見直しについて紹介してきました。裏返せば、日本の民主主義が問われているのです。寒々しい思いをせざるをえない一日でした。

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