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2006/02/25

沖縄基地をめぐる首相の発言

 今日の「沖縄タイムズ」が首相の発言に怒りの社説を掲げていた。社説はいう

 「地元の意見は意見としてお聞きしておきます」という発言をどう受け止めればいいのだろうか。「話だけは聞いておく」という、ただそれだけの意味にすぎないのだろうか。

 普天間飛行場のキャンプ・シュワブ移転ついて、県選出・出身自民党国会議員が修正を求めたことに、そう言ったというのだ。しかも首相は、首相は「政府の案がありますからね」と記者に述べている。
 もともと首相は、就任以来、在日米軍基地の問題では「県民の負担は軽減しなければならない」と言っていたはずだと、「沖縄」は指摘する。米軍再編についても、「地元の頭越しに米国と協議しない」とも言っていたはずだと。

 なぜ沖縄で、この問題で怒りがひろがるのか。
 昨年十月の日米合意文書では、新基地計画が「柔軟な危機対応のための地域における米海兵隊の再編」の項目に位置付けられ、「太平洋における兵力構成を強化」「海兵隊の緊急事態への対応能力の強化」と明記するなど、「海兵隊の強化」を公然と目的に掲げているからだ。
 しかも、SACO合意では、稲嶺恵一沖縄県知事が「十五年使用期限」を条件につけていたが、今度の計画では、この建前がまったく消失している。
 そして、実際に沖縄の基地は新たな強化がはかられようとしている。海兵隊の次期主力機MV22オスプレイの配備がそれ、しかも辺野古は、海兵隊部隊を輸送する強襲揚陸艦の接岸も可能な軍港化という話もある。今回の計画では、海兵隊の必要なあらゆる施設が、同じ基地の中に一体化され、基地はいっそう使いやすいものになるともいう。
 住民の安全、自然環境の保護は、まったく考慮の外におかれていることも大きな問題だ。
 それでも首相は、「地元の意見は意見としてお聞きしておきます」と言うのだ。再び沖縄が捨て石にしようというのであろうか。


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