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2006/01/09

亡国のイージス

B000BQVDHC これも見逃していた映画をDVDで見た。見たい監督(阪本順治)の見たい俳優による映画である。

 これはきっと評価が極端に分かれる映画でしょうね。たしかに映画としてはさすがに阪本監督の手によるものだけに、申し分なく面白い。自衛隊の全面協力もあり、迫力も十分だ。が、この映画は何を描こうとしているのか。単純に、軍事力や自衛隊を賛美したものではない。アメリカに追随し、主体性をうしなった日本の政治の一面は描かれている。それを軍事力で解決しようとする、自衛隊(のクーデター)そのものにも批判的でもある。

 たぶん、現在の日本の課題をこのような設定でしか描けないことがいちばんの問題なのかもしれない。ほんとうに描かなければならない日本の危機はほかにはないのだろうか? 

 ちなみに韓国の人気女優のチェ・ミンソが不思議な役で登場している。なぜ、この人物が出てくるのかは映画を見る限りよくわからない。映画は1人ひとりの人物造形そのものに無理があるようだが。が、この映画に出演したために、韓国で苦労したようである。チェ・ミンソの所属事務所は「極右映画ではなく、日本自身を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明したそうだ。面白かったが、不完全燃焼感の残る映画であった。

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