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2006/01/01

元日の社説を読む

 元日に各紙の社説に目を通すというのが、毎年のはじまりの仕事です。元日の社説は、各紙の論説の責任者が書くことが一般的なならわしと言われます。その新聞の性格がよくでているのかもしれません。「朝日」は、ここ数年、斜めから見つめる社会論です。正直面白くはありません。「読売」は骨太の政治論です。朝日よりは正攻法ですが、市場原理の歯止めをいいながらそこから見えてくるのは、極端な国家主義的な姿勢です。「毎日」は、小泉政治のすすめなのか批判なのか、いつもながらよくわからない論説です。ことの本質に踏み込まないというのが印象です。「日経」は、いつもどおりの経済成長の探求です。「産経」は、正直滑稽です。東アジアへの敵視とアメリカ追随、なぜアジアへの問いをアメリカに向けないのか、誰もがすぐに感じる疑問でしょう。

 年の課題は、むしろ地方紙が示してくれています。「東京」はアジア外交を問い、「北海道」と「中国」は、「構造改革」で生まれている「格差社会」を問います。そして沖縄は、米軍再編です。地方紙の正面からの問いにも学ながら、私も06年という年を問いつづけていきたいと思います。

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