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2006/01/30

おどろいた麻生発言

 政治の世界では驚くようなことが続きますね。今日は今日で、BSEをめぐっての中川農水相の発言は驚きました。さて、最近の驚いたことに、麻生外相の、靖国神社に天皇の参拝を求めた発言があります。この発言は、逆にいえば、この神社がどんな性格を歴史的にもってきたのかを証明したものになっているのですが、その天皇のための戦争と言うものをそのまま認める形での発言ですから、開いた口にふさがらないのです。

 A級戦犯の合祀以降、天皇は、靖国神社に参拝していません。それだけではなく、地方の護国神社にも、A級戦犯が合祀されているところにはいかないというのが基本方針です。天皇の側から言えば、かつての昭和天皇の戦争責任の問題と直結するような問題だけに、ありがた迷惑な話でしょうね。

 一方、今日の「朝日」で論説主幹の若宮啓文氏が、先日の『論座』での渡邊恒雄読売新聞主筆との対談を紹介していました。たしかに、この対談は、渡邊恒雄氏が「靖国神社の本殿の脇にある、あの遊就館がおかしい。(略)軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」  「小泉さんは政治をやっているんであって、イデオロギーで商売をしているんじゃあない。国際関係を取り仕切っているのだから、靖国問題で中国や韓国を敵にするのは、もういい加減にしてくれと言いたい」 など、きっぱりとした発言が注目されました。若宮氏は「渡辺氏が踏んだ今度のブレーキは、自らも関与した言論状況の右傾化が行き過ぎて、危険水域に入ったと見てのことではないか。」と言います。
 この「読売」の態度は大きな意味があると思います。「産経」をのぞいて新聞は、ほぼ、首相の靖国への態度は批判を表明しています。麻生発言を見ても、異常ともいえる侵略戦争への無反省政治を改める、重要な局面を迎えているともいえるのかもしれません。

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