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2006/01/21

ふたたび経済格差について

  「格差が広がっているのは誤解」という小泉首相の主張は、政界のなかでも波紋を広げています。公明党の神崎代表は、内閣府の見解にたいして「私が全国を回って現場の声を聞いた実感、それから民間のデータなどを見ると、明らかに格差は拡大している」「現場の状況をしっかり把握しないと、政府は有効な政策を打てない。政府は現場の状況を把握して対策をとっていただきたい」と批判したというのです。

 ここで、ふつふつと疑問がおこってきます。昨日、小泉首相がおこなった施政方針演説は、みずからがすすめる「構造改革」の成果について、誇らしげに賛美するというものでした。経済はうまくいっていると言い切っています。つまり、この格差が拡大しているかどうかは、国がこれからおこなおうとしている経済政策の前提になる基本的な認識にかかわる問題だということです。ここで、公明党は、自民党と食い違っているというのなら、なぜ与党にとどまるのでしょうか? そんなことでは政策を語る資格そのものが問われないのでしょうか。

 ここには一面としては、今の小泉政権の路線では、国民とのあいだに大きな亀裂を生み出さざるをえないということをしめしていると思います。しかし同時に、公明党との関係で言えば、今後おそらく、逃げ道がつくられていることも予想されます。谷垣財務省が、「錬金術のような形で大金持ちが生まれていいのかというと、額に汗してきちっと努力して報われることがなきゃいかん」という会見をおこないました。つまり、ライブドア問題などで焦点となる、株取引の規制の仕組みをつくるとか。大竹さんの本に書かれているような、失業者やホームレスについての部分的な対策をうつとか。
 いまの政治が生み出しているこの「経済格差」「不平等」という問題を、正面から問いかけるような政策議論は正直、いまの与党では期待はできません。だからこそ、大きな声で、この問題を問いかけることが必要なんだと思います。

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