法律を金で買ったのか
朝日の今日の社説が洒落ている。題して「法律を金で買ったのか」だ。日歯連に続く、酒販連の不正経理、ヤミ献金疑惑である。現在、新聞に報道されている政治家は、小杉隆と佐藤剛男氏の2人。いずれも山崎派だ。いわずとしれた幹事長派閥であり、ときの内閣の主流派である。そういえば、日歯連でも、橋本派に隠れてしまうのだが、山崎拓にかかわる疑惑がある。つまり、改革だ改革だとさけばれるかど、自民党の中枢で、まだ、厳然として、政治とカネの問題は解決はしていないということなのだ。いや、先の選挙でも、結局、刺客と言われた人の選挙のたたかいかたもゼネコン頼みだったことを考えると、もしかしたら自民党とお金の関係はよりダーティになっているのかもしれない。
そもそも、事態はもっと深刻である。財界総ぐるみで、政治献金をおこなう。そのやり方は、政策の点検までする。消費税増税をすすめ、法人税の減税をすすめる政党には献金をたくさんすると経団連は公然と言っている。朝日の「法律を金で買ったのか」は名言である。同時に、日本の政治全体が、そうなっていると言えるのかもしれないとつくづく思う。
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