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2005/10/18

靖国参拝 中国の反応

 人民日報のホームページが、中国外交部の声明を掲載しています。

 日本の軍国主義は近代史上、最も深く重い傷を中国の国民に与えた。日本は加害者として、あの不幸な歴史に正しく対処し、被害者の民衆の痛みと感情を尊重すべきであり、これは中日関係の政治的基礎に関わっている。日本政府とその指導者は過去に、歴史問題について数度にわたり厳粛な態度表明や約束を行った。しかし近年、日本の一部指導者は何度も約束を破り、歴史問題をめぐって絶えずいざこざを引き起こし、中国の国民の感情を著しく傷つけ、中日関係の正常な発展に障害をもたらした。

ときびしい批判です。

 同時に、「小泉首相はどうすれば世界の信用を得られるか」との論評を掲載。

小泉首相は参拝当日、中韓両国からの抗議について「心の問題に他人が干渉すべきでない。外国政府がいけないとかいう問題ではない」などと詭弁を弄(ろう)した。これは、自分も人も欺く言葉にほかならない。日本軍国主義は近代史上、中国の人民に最も深く重い傷を与え、靖国神社に祭られている14人のA級戦犯のうち、13人の手は中国の人民の鮮血にまみれている。感情を深く傷つけられた中国の人民が、なぜノーと言ってはならないのか?

中日関係が「政冷」(政治関係の冷え込み)の局面にあることは、誰の目にも明らかだ。「政冷」は中日関係についてよく使われる言葉の中では比較的新しいボキャブラリーで、小泉首相の就任後に「生まれた」ものだ。中日関係の「冷却」が、小泉首相による靖国参拝がもたらした「寒波」と直接的関連を持つことは明白だ。この「寒波」が過去4年続けて現れ、日本のほかアジアの隣国に波及し、その害は政治分野から経済・世論・社会心理などへと次第に拡大し、中日関係を1972年の国交正常化以来最悪の局面へと追いやった。小泉首相は、自分の誤った行いが中日関係の冷え込みを招いたことに対し、全責任を負わなければならない。

小泉首相による参拝は、中日関係を破壊しただけでなく、実のところ日本自身をも傷つけた。日本の対外関係を損なっただけでなく、日本の国際イメージにさらなる汚点を加えた。考えてみれば、自国による侵略の歴史と戦争責任に対し理性的認識と正しい姿勢を持たない国であり、さらにその指導者がまたも人類の道義を顧みず、独断専行でほしいままに妄動している状態となれば、どうやって世界の信用を得られるというのか。日本が真にアジアの近隣諸国と国際社会の信用を得て、今後の国際問題において積極的な役割を演じたいのなら、他人が納得できる実際の行動によって「歴史を鑑(かがみ)として、未来に向う」精神を体現しなければならない。歴史問題において頻繁に面倒を起こしたり、何度もいざこざを引き起こしたりすべきではない。

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» 靖国問題 [ナガスクジラの夢]
 世界中が注視する中、小泉首相が靖国参拝を敢行した。首相は「今ある日本の平和は我々だけで作ったのはでない。彼ら戦没者の尊い犠牲の元にこの今の平和があることを忘れてはならない。二度と戦争が起こらないよう祈るために参っただけだ。何が悪いのだ。日本人として当然... [続きを読む]

受信: 2005/10/18 23:55

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