生きづらさと自分の価値と
昨日。よるの12時前によびだされて? 結局、朝の4時すぎまで飲んでいました。いつもの近所の人たちですが。まあ、子育ての悩みからはじまって、仕事の悩みなど、「悩み」だけでも話はつきません。人生、いつまでたっても思い悩むことの連続ですね。
この話にもかかわるのですが、最近、いろいろな人と話をしていて、多くの人が「生きづらさ」を感じていることを痛感します。いったい、この「生きづらさ」の正体は何なんだろうか? 社会の中で、自分を評価される際、「能力」だとか、「個性」だとかで評価されることがあまりにも多くなりすぎているからなような気もします。それは、職場の労務管理だけではなく、地域も含め社会のありとあらゆる面に広がっているように思えるのです。しかも、自分自身が、自分をそのような目でいつも見ているからしんどいんです。私も、直接、「能力」を切り売りするような仕事だから、そのことを痛感します。
「ニート」だと、ひきこもりの取材などをしていると、私たちが感じる「生きづらさ」と、共通する部分があるように感じることがあります。大人のほうは、あるていど人生の積み重なりの中で、居場所となるような人間関係が、よくも悪くも形成されていて、そこで生きていってます。でも、そういう人間関係がなければ、ひきこもりになったとしても不思議ではないのかもしれません。
では、そんな生きづらさから、どうやったら脱出できるんでしょうね。肩の荷をおろすということがよく言われますが、なかなか簡単ではありません。そういう社会から抜け出すというわけにもいきませんし。私は、そんな自分の置かれている位置を、社会の現実をできるだけトータルに理解する努力をつうじて、いつも確認していることが大切なような気がしています。まあ、勉強していないとわからなくなると言えばいいのでしょうか。
「能力」や「個性」などにとらわれない、人間としての「価値」が1人ひとりにはきっとあるのだろうと思います。そんな「価値」を知ることができればいいとは思います。でも、それは、社会そのものが、そんな人間1人ひとりを大切にするような社会にならないと、なかなかむずかしいんだろうなと思います。あまり「無理して」生きづらさからの「脱出」を考えるのではなく、自然と社会に向き合うような姿勢であれればと思います。
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