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2005/09/14

闘えない軍隊

406272331X 読書生活へも、やっと戻ることができそうだ。まずは、『闘えない軍隊 肥大化する自衛隊の苦悶』。著者は、地方紙出身の東京新聞の記者。防衛庁防衛研究所で特別課程を修了している、防衛庁、自衛隊問題の専門家だ。イラク派兵の経過をたんねんに追いながら、自衛隊の変貌を描く。そこには、軍隊ではない自衛隊といしての苦悶と、それをのりこえ軍事的な自己主張をはじめつつある自衛隊の姿がある。テロ特措法あたりから、独自の動きをはじめる制服組、シビリアンコントロールが形骸化しつつあることが伺える。自衛隊に近い位置にある著者だが、その主張は、自衛隊が軍隊としなっていく道ではなく、現状の制約のなかで、国際貢献の道を探るべきだというもの。「憲法改正して『普通の国』となり、軍隊となることにあこがれる人は自衛隊の中にもいるだろう。だが、日本が海外で武力行使をしない特殊な国として戦後六十年過ごした実績を捨て去るのは愚かしいことだと思う」と言っている。

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