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2005/09/27

ひとり団地の一室で

 先週の土曜日に放映されたNHKスペシャル「ひとり団地の一室で」の再放送が昨夜(今日の午前1時ごろ)やっていて、ついつい見てしまいました。

 千葉県松戸市の団地が舞台。いま全国の団地では、”孤独死”が相次いでいるという。この団地でも、3年間で20人以上が孤独死しているといいます。その半数が40代から60代前半までの男性だというのです。リストラ、離婚そして病気。その結果、だれにも知られずに死んでいくのです。番組では、この地域の孤独死防止センターの活動を追っていました。

 ひきこもりが、正式には社会的ひきこもりと言われるように、社会からの孤立ということが大きな焦点だと思います。考えてみれば、社会から孤立していく状態は、なにも若者だけの問題だとは限りません。リストラ、離婚など、社会から切り離されるきっかけなど大人にも十分存在します。そして、その過程では、社会的な競争など激しいストレスにさらされるのも同じです。ひきこもりがちな生活に、成人病がおそえば、それこそ生死の問題になるのです。もちろん、老人の問題と若者の問題は同じではありませんが。

 このとき、その切り離される「社会」とは何なんだろうと、考えてしまいます。いかに、その人にとって、あいまいで、不確かな存在としてしか社会はないのか。番組では、防止のとりくみが地域の住民の努力だけに限られていることがそれとなく伝わってきます。でも、それで何が解決するのか? 私たちが生きる社会って、何なんでしょうか。どうすれば、豊かになるんでしょうね。

 いろいろ考えさせられる番組でした。

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コメント

私もたまたまですが見ていました。
孤独死は私の仕事でも課題です。発見者ではありませんが孤独死の報を聞き現場に向かったこともあります。切ないです。
松戸市のこの団地は高齢化率も高いので有名です。
でも団地の自治会でいろいろ取り組んでいることも有名なところです。

投稿: ☆のまほう | 2005/09/29 00:10

 常磐平団地のとりくみは、HPを見るだけでもずいぶん勉強になりましよね。なんか、いろんなことを考えさせられます。

投稿: YOU | 2005/09/29 23:42

私もたまたま見ました。ホームレス問題もそうですが、人間はもろいものですね。本人にも原因の一端はあるにせよ、色々な不運が重なってこのような状態になった場合、抜け出すのは非常に困難でしょう。民間の助け合いも大事ですが、やはり公的な援助が必要と思われます。だんだん弱肉強食の世の中になっていくのでは、と不安が募ります。決して人事ではありません。弱いものをすくい出して、助ける事の出来る社会を作らなくてはなりませんね。強いものの顔ばかりうかがっている様に思われる自民党の圧勝。何とかしなくては。

投稿: めろん | 2005/09/30 12:05

 きっと、まだ間に合うんだと思います。そう思いたいです。人が自分ことをまず大切に思うのは悪いことじゃないはずです。そのうえで、どんな社会を想定するのかっていう点で、ちゃっと議論できてないんです、きっと。何も、古き良き時代なんて、僕らも思わないし。僕らにふさわしい社会って、何かつくれるはずだと信じたいです。

投稿: YOU→めろん | 2005/09/30 23:25

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