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2005/08/04

ブログの可能性はあるのか?

 「のんだくれてすまん。」さんから、自民党の改憲案についてTBをもらいました。のんだくれさんは、自民党の改憲案に賛成のようです。私は、以前、のんだくれさんのブログをのぞいたことがあるのですが、6者協議では、被爆国として、非核化の問題で発言すべきなど、しっかりした意見をのべられていたのが印象的でした。
 こんどの、のんだくれさんのエントリーには、批判のコメントがたくさんよせられているようです。
 私は、ここで、ブログの可能性の問題と、改憲の阻止のためになすべきことを考え込んでしまいます。つまり、のんだくれさんは、自衛のための軍隊は必要、――「俺も戦争は大反対だけど、侵略を受けてもなにもできず、呆然と立ちすくむしかない国の国民でいるのはもっと嫌です。だいたい、今の日本で「他国の領土を軍事力でもぎ取るべき」とか「国際問題は軍事力で解決すべき」なんて思っている人間が政権を取れると思いますか?」という意見の持ち主です。こういう人にこそ、自民の改憲案に反対してもらえないと、改憲を阻止することはできないからです。
 自民党案の1の3には「日本国民は、第一項の理念に基づき、国際社会の平和及び安全の確保のために国際的に協調して行われる活動に主体的かつ積極的に寄与するよう努めるものとする」とあります。これは誰が判断するのか。ときの政府が判断できるのですから、イラク戦争のような戦争にも参加できることになります。そして、2で「侵略から我が国を防衛し、国家の平和及び独立並びに国民の安全を確保するため、自衛軍を保持する。
2 自衛軍は、自衛のために必要な限度での活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和及び安全の確保のために国際的に協調して行われる活動並びに我が国の基本的な公共の秩序の維持のための活動を行うことができる」とあるわけですから、現在の自衛隊のように「戦闘地域には行かない」だとか、「戦闘行動には参加しない」という制限はなくなります。つまり、いまのイラク戦争を例にとれば、ファルージャで先頭きって、武力行使に参加できるということを意味するのです。
 だからこそ、自衛のための軍隊が必要と考えている人にも、今度の案についてはよく考えてほしいというのが願いです。こうした議論をブログで積み上げることは、はたして可能なのでしょうか?

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コメント

俺の言葉足らずなブログをわざわざ記事で取り上げていただいて感謝です!

「自衛隊」の存在と矛盾する憲法は今すぐ改正すべきだとは思いますが、“国際協調”がくれぐれもアメリカだけとの協調や「集団的自衛権」を隠れ蓑にした軍事行動とならないように、内容については草案を吟味しながら修正していくべきだと思います。
また、自衛軍保持が明記されるようになっても国民がきちんと抑止力になれるような仕組みについて、いろんな国の憲法を参考にしながら議論するべきではないでしょうか。
あと、核兵器不保持はきちんと憲法に明記してもらいたいです。抑止力だとか自衛のためだとか理由をつけられても、やはり持つべきではないし、それをやってしまうと日本は核廃絶を訴えられる立場ではなくなってしまいます。

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