« 子どもがニートになったなら | トップページ | ひまわり »

2005/08/23

父母の国よ―中国残留孤児たちはいま

4272330438 鈴木賢士さんという、この間、韓国の被爆者や中国人強制連行をテーマにとりくんできた写真家が、この間、とりくんできたのが中国残留孤児問題。日本が植民地支配した「満州」にわたった開拓民は32万。ソ連軍の参戦を前に、日本軍は、これらの人々をまるで楯にでもするかのように見捨て、8万の人が殺され、とり残されたのが残留孤児、残留婦人とよばれる人々です。彼らが3度日本政府に捨てられた。1度は敗戦も際に棄民され、2度目は対中敵視をとる政府が残留孤児の存在を知りながら、死亡宣言をした、そして3度目は帰国した後の、支援策のなさ。
 帰国した残留孤児は2500人。その8割の方が、人間回復をもとめ、いま日本政府を相手に裁判をおこしています。
 鈴木さんは、5年がかりで残留孤児を1軒1軒訪問しました。残留孤児たちが経てきた、人生、その歴史を克明に伝える1冊となっています。自国民の戦争孤児を救えない「大国日本」。戦後60年に、日本の政治がこの面でも問われていることはわすれてはなりません。

|

« 子どもがニートになったなら | トップページ | ひまわり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/5605021

この記事へのトラックバック一覧です: 父母の国よ―中国残留孤児たちはいま:

« 子どもがニートになったなら | トップページ | ひまわり »