「つくる会」の教科書(続報)
今朝の産経新聞には、次のような記事が
扶桑社教科書 独自予算で使用検討 地区協、再否決なら 茨城・大洗町
茨城県大洗町教委が、来春から使用する中学歴史教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した扶桑社の教科書を全員一致で選んでいたことが十八日分かった。しかし、同町など十四市町村で構成する共同採択地区は別の教科書の採択を決定。大洗町教委は承認せず、異例の再協議が行われる。再協議でも扶桑社に決まらなかった場合、大洗町は、国による無償配布ではなく独自財源で扶桑社教科書を使用する方向で検討している。……
採択、制度そのものについては、いろいろな議論は成り立つことと思いますが、右派政治家が誘導しての事態を伺わせます。現地の人から聞くと、まだ流動的な面はあるようですが、町長はその気だと言います。
一方で注目される東京では、豊島区が今日採択を行い、「つくる会」教科書は不採択でした。品川区も、今日社会科などの仮決定を行い、「つくる会」教科書は不採択でした。目黒区教育委員会は本日、候補となる教科書各教科2種類を決めました。歴史と公民の候補には「つくる会」教科書は入っていないそうです。
緊迫した状況ですが、市民の良識をしめすときだと思います。
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19日付として、茨城県大洗町での教科書採択に関する記事を各社が伝えた。以下、朝 [続きを読む]
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