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2005/07/27

ヒトラー 最期の12日間

0019340 「第三帝国の崩壊は、ヒトラーの悪魔的意志がもたらしたのか、ナチス・ドイツの社会構造的矛盾に起因するものなのか? ヒトラーはいかなる最期を遂げたのか? ソ連軍によるベルリン侵攻と要塞にこもったナチス幹部たちの抵抗のドラマから、人間ヒトラーを通して国家終焉の意味を探る歴史ドキュメンタリー」 このように書店の紹介にはあります。
 ドイツにとって、ヒトラーとは、第3帝国とはどういうものだったのか。それは、今の日本を知る上でも重要な問題だと思います。そんな関心から、この本を買って読みました。まだ、映画のほうは見ていません。でも、たぶん、この本のほうは、映画より、さらに12日間について、淡々と事実を追いかけようとしているのでしょう。著作そのものは、ヒトラー時代の狂気渦巻く終焉と、そのなかでの抵抗と従属のドラマが、リアルに再現されて興味深いものがあります。狂気とも言えるナチスの時代、しかし、それがドイツ自身がつくりだしたものだからこそ、いまふたたび世界の大国として存在するドイツのあり方をつねに問いかけようとして、ヒトラーについて、ドイツは考えようとするのでしょうか。ひるがえって日本はどうか。ただ「英霊」として、美化することだけが、言論でも映画でも支配的ではないでしょうか。その行為そのものが、日本との到達点の違いを意識せざるをえません。

 ドイツの常任理事国入りには、ベルギーをはじめすべてではないにしろ、近隣のヨーロッパの支持があります。しかし、日本のそれには、アジアの国の支持がほとんどないというのが特徴ですね。くり返される議論ですが、ドイツの「過去の克服」からは、私たちが学ばなければならないと思います。
 

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