異質の光
大月書店もホームページは、この本を「『異質の光』とともに生き、自らもひとつの光となった糸賀一雄の生涯 日本における社会福祉の草分け、糸賀一雄。今なお強い魅力をたたえるその人格と思想は、どのように育まれたのか。内面に苦悩を抱えながら、理想と現実の間を切実に生き抜いた生涯。膨大な資料と証言から浮かび上がる、糸賀一雄の全体像に迫る」と紹介しています。大学の先輩から紹介され、仕事でも紹介したいなと思って、読んでいます。3分の2ほど読み終えたところです。
糸賀は、いうまでもなく障害者福祉の先達です。戦前、キリスト教に目覚め、理想を追った、豊かではないがいわばエリートともいえる彼が、どのようにこの道にかかわるようになったのか。戦争から戦後へという時代、彼らはどのように新しい社会を切り開こうとしたのか。近江学園の創設、そこで彼が見いだしたものは何か。「『異質の光』とともに生きる」――とてもいい言葉だし、彼の見いだしたものがよく現れされていると思います。物語は、これから田中昌人の登場、「発達保障」という概念の提起と権力からの干渉や妨害、そしてびわこ学園の創設へとすすみます。明日、しっかり読み切りたいと思います。長男にこの本送ろうかしら。
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